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手術用手袋やその他の浸漬加工製品用途などに向け

クレイトンポリマー、新タイプの熱可塑性エラストマーを発表

原材料 2019-01-22

 クレイトンポリマーはこのほど、手術用手袋やその他の浸漬加工製品用途などに向けた新タイプの熱可塑性エラストマーラテックス製品「カリフレックスIR2GL1ラテックス」(新規スチレンブロック共重合体熱可塑性エラストマーラテックス)を発表した。

 新製品は、既存製品のカリフレックスIR0401ラテックス(ポリイソプレンラテックス)と同様、従来型の加硫を施さなくても、強度、柔軟性および軟性を発揮することが可能。

 また、Ⅰ型アレルギーを誘発することで知られる天然ゴムのタンパク質が存在しないと考えられており、Ⅳ型アレルギーのリスクを低減する一方で、既存の高級手術用手袋と同程度の強度や保護性、快適性などの性能を発揮できるよう設計されている。

 新製品は、マレーシア・クアラルンプールで2018年9月4-6日まで開催された2018年度の国際ゴム手袋会議・展示会(IRGCE)で発表された。浸漬用途だけでなく、コーティング剤や接着剤、発泡材料製品といった他の用途分野でも技術革新の扉を開く可能性がある。

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