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今期はグループで増収目指す

加藤産商15年9月期は売上高4.1%減に

原材料 2016-01-11

 加藤産商(加藤達男社長)の15年9月期(第93期)業績は、売上高が360億8200万円で前期比4.1%減、営業利益が2億8700万円で同20.2%減、経常利益が5億600万円で同6.6%減、当期純利益が2億6500万円で同2.1%減となった。

 同期は、原料価格の下落に伴う売価の低下に加え、「下期(4―9月)は数量面も少し厳しかった」(加藤達男社長)という。利益面は、売り上げ減に伴い営業利益が減少した。

 同期のグループ合算の売上高は「販売価格が下がったことと新興国がそれほど良くなかった」(同)ことで、500億円をやや下回り、前期比で減収となった。

 地域別では、中国はやや落ちたものの、タイはほぼ横ばい、インドネシアはやや回復し、北米は堅調に推移した。

 今期(第94期)の売上高は、グループ合算で第92期と同様の517億円を目指す。3月までは厳しい状況が続くとみており、4月以降が大事になってくるという。「国内で付加価値のある良い商品を売っていけるよう、種を蒔いていかなければならない」(同)としている。

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