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【特集】ゴム用薬品・資材

神島化学工業、合成マグネサイト等4種を開発

原材料 2018-03-28

 昨年創業100周年を迎えた神島化学工業(大阪市西区)は、海水中のミネラル資源利用のパイオニアとして各種マグネシウム化合物を製造している。

 同社では、プラスチック用の炭酸マグネシウム系材料4種類を新開発した。今回開発されたのは、「合成マグネサイト」「同針状品」、「合成タイチャイト」、「板状単分散炭酸マグネシウム」など。これら製品は、同社の培ってきた粒子形状や大きさをコントロールする技術を活用して開発され、ポリエチレンやアクリルなどの樹脂に混合することで、素材機能を強化できる。

 「合成マグネサイト」は、熱伝導率が比較的高く500度まで安定な物質で、高機能樹脂(エンプラ)の充填剤としての活用を目指しており、樹脂に混ぜることで放熱性と耐熱性の向上を実現する。さらに同製品は、比較的硬度が低いため混練機、金型等の装置の摩耗トラブルが起きにくい。

 最近の傾向として、EV向け部品の小型化や軽量化が進む一方、プラスチックは熱が拡散しにくいという課題がある。「合成マグネサイト」は、熱伝導性を向上できEVのモーター、電池周辺などの耐熱樹脂部品用に適している。

 さらに同社では、樹脂との屈折率が近く、耐熱性がある「合成タイチャイト」のサンプルワークを開始した。同製品は透明樹脂の強度、硬度、耐熱性の改善が期待できる。

 「板状単分散炭酸マグネシウム」は、従来の製品よりも粒子が大きく、また、凝集せずに単分散しやすい。板状粒子が重なり合うことで、酸素などのガス透過を防止する機能の付加が期待できる。同社では開発品の量産化を、2021年までに予定している。

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