東洋ゴム工業の化工品事業買収は事業拡大の可能性見出す
【インタビュー】ニッタ社長新田元庸氏、通期の売上高、営業益は過去最高見込む
工業用品 2017-08-28

第1四半期(4-6月)業績では売上高、営業利益で四半期として過去最高を更新したニッタ。売上高、営業利益は通期でも過去最高を更新する見込みだ。7月には東洋ゴム工業の化工品事業を買収すると発表。「買収は、事業の継続性や技術の引き継ぎという面から安心したと言われる。顧客に迷惑をかけないように進めるとともに、さらなる製品開発を進め、事業拡大の可能性を全体に見出していきたい」と語る新田元庸社長に話を聞いた。
■第1四半期業績
売上高が181億5,200万円で前年同期比13.3%増、営業利益が13億6,300万円で同12.3%増、経常利益が28億6,600万円で同16.5%増、四半期純利益が21億6,700万円で同6.5%増だった。
売上高と営業利益は、四半期ベースで過去最高を更新した。ベルト、ホース・チューブなど全部門が増収増益で、中でもホース・チューブの伸びが大きかった。また、5月に100%子会社化した浪華ゴム工業も業績に寄与した。合弁会社であるゲイツ・ユニッタ・アジア、ニッタ・ハースも増収増益で順調に推移した。
売上高は国内が12%、海外が11%伸びた。
国内はベルト、ホース・チューブ、クリーン、デバイスなどが増収となった。ベルトは物流、紙工向けが好調で、ホース・チューブは半導体製造装置の好調に加え、建機や工作機械の回復が寄与した。
一方の海外は、中国で建機需要が回復するなど、主にアジアが好調だった。欧米は前年同様に高水準に推移した。
■通期業績見込み
通期業績は売上高が680億円、営業利益が46億円、経常利益が101億円、当期純利益が82億円と、当初見込みを据え置いた。売上高、営業利益は過去最高を更新する見込みだ。
■M&Aについて
M&Aは、カナダのベルト加工・販売会社であるコネクト・コンベヤ・ベルティング社、浪華ゴム工業、東洋ゴム工業の化工品事業が形となった1年だったが、位置付けはそれぞれ違う。
コネクト社は既存事業の波及、浪華ゴム工業は医療分野という新たな取り組みであり、東洋ゴム工業の化工品事業は浪華ゴム工業よりはもう少し当社に近い、親和性の高い事業だ。
浪華ゴム工業の医療用ゴムは楽しみな事業だ。一方の東洋ゴム工業の化工品事業は、ゴム・プラスチック技術を共有し、新しい事業分野を進めていきたいと考えている。
M&Aについては、今後も案件があれば検討していく。
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