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2025年のゴムホース、

自動車用、高圧用堅調で生産量、出荷額ともプラスに

工業用品 2026-03-17

 経済産業省統計をもとに日本ゴムホース工業会がまとめた2025年(1~12月)のゴムホースの生産・出荷実績は、生産量(新ゴム量)が3万3,075トンで前年比3.7%増、出荷金額が1,421億6,700万円で同4.6%増となり、生産量、出荷金額ともに前年割れとなった2024年からプラスに転じた。

 品種別では、生産量の7割を占める自動車用ホースは生産量が2万3,586トンで同6.1%増、出荷金額が1,064億5,300万円で同5.5%増となり、ともに堅調。需要先の自動車生産台数は、コロナ禍前の水準には及ばないものの、生産・出荷が停止するのほどの大きなトラブルはなく、安定して動いた。懸念されていた北米の関税影響も限定的だったことでホース需要も順調だった。

 高圧用ホースは生産量が4,566トンで同2.7%増、出荷金額が186億7,800万円で同3.5%増となり、ともに3年振りに前年実績を上回った。主要需要先の建設機械の出荷金額は、北米・欧州で高金利政策により減少しているが、下期からは外需向けを中心に一部品種が上向いている。また、工作機械の受注・出荷額も、下期以降は回復していることがホース需要に繋がったと推測される。

 その他用ホースは生産量が4,923トンで同5.6%減、出荷金額が170億3,700万円で同0.2%増。生産量が減少したのに対し出荷金額が増加したのは、付加価値品となるマリンホースなどの大口径ホースが動いたと推測できる。

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