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全品種マイナスの前年同期から改善

1~6月のゴムホース、生産量2.7%増、出荷金額6.1%増

工業用品 2025-09-09

 経済産業省統計をもとに日本ゴムホース工業会がまとめた2025年1~6月のゴムホース生産・出荷実績は、生産量(新ゴム量)が1万6,326トンで前年同期比2.7%増、出荷金額が699億8,100万円で同6.1%増となった。生産量、出荷金額ともに、全品種が前年同期実績を下回った2024年1~6月から改善。全体の7割以上を占める自動車用が前年同期実績を上回り、全体の数値を押し上げた。

 品種別では、自動車用は生産量が1万1,625トンで同5.4%増、出荷金額が523億6,200万円で同6.2%増。需要先の自動車生産台数は、停滞していた2024年から今年に入り増加し、6月までは5月を除く全月で前年同月実績を上回るなど堅調。それに伴いゴムホース需要も上向き、1~6月では生産量、出荷量ともに前年同期実績を上回った。

 高圧用は生産量が2,245トンで同0.8%増、出荷金額が89億9,700万円で同0.2%増と前年同期並み。ただ、前年同期は生産量が2023年1~6月比8.8%減、出荷金額が同6.5%減だったことから、低調が続いている。主要需要先となる建設機械(本体)の1~6月の出荷金額は国内、輸出ともに前年同期実績を下回り低調。特に国内は2ケタ落ち込んだ。鋼材価格の高騰や人手不足などで、工事案件が予定通り進まず建機需要が伸び悩み、そこに組み込まれる高圧用需要の減少に繋がっている。

 その他用は生産量が2,456トンで前年同期比7.2%減、出荷金額が86億2,100万円で同11.9%増。大口径ホースを含むその他用は、プロジェクトの有無による増減幅が大きい。1~6月の生産量が減少しているにも関わらず、出荷金額が増加しているのは、大口径のため単価が大きいマリンホースなどが動いたと推測できる。同期間の地域別輸出通関実績をみると、例年は上位には入らないクウェートとアンゴラが大きく輸出金額を伸ばしており、その他用の出荷金額の増加に関連していると予想される。

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