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2年連続で増加

2022年のゴムホース、生産・出荷金額ともプラス

工業用品 2023-03-13

 経済産業省統計をもとに日本ゴムホース工業会がまとめた2022年のゴムホースの生産・出荷実績は、生産量(新ゴム量)が3万2,713トンで前年比1.0%増、出荷金額が1,386億4,400万円で同0.4%増。生産量、出荷金額ともに2年連続でプラスとなった。

 品種別では、生産量の7割近くを占める自動車用は、生産量が2万2,507トンで同0.7%減、出荷金額が1,015億5,100万円で同1.6%減。年初はオミクロン株の流行や、半導体をはじめとした部品不足による自動車生産減の影響を受けて落ち込んだが、夏以降に回復。生産量は8月から11月まで4カ月連続、出荷金額は8月から10月まで3カ月連続で前年同月実績を上回った。

 高圧用は生産量が5,101トンで同8.2%増、出荷金額が204億9,700万円で同8.6%増。大口需要先の建設機械や工作機械の動きが年間を通じて好調で、ホース需要を押し上げた。生産量は8月の横ばいを除き1~9月まで、出荷金額は1~10月まで前年同月実績超え。ただ、年末にかけて若干動きが鈍化し、生産量は10~12月、出荷量は11、12月と前年同月割れとなった。

 その他用は生産量が5,105トンで同2.0%増、出荷金額が165億9,600万円で同4.2%増となり、堅調だった。

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