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【特集】ロール・ブランケット

加貫ローラ製作所、UV印刷・フィルム用とも堅調

工業用品 2017-06-27

 加貫ローラ製作所は16年度(3月期)から中期3カ年計画をスタートさせた。初年度の業績は「かなり強気な計画を立てたこともあり、あと一歩目標に届かなった」(同社)が、前期比では増収増益を確保した。

 上期は機械メーカーの受注が旺盛で好調に推移したが、下期に入りそれらの動きが止まり厳しい状況となった。しかし、「当社の強みであるキメの細かい密着型営業などを徹底したことで、取り替えなどのメンテナンス品の受注は安定的に確保でき、大きな落ち込みを防ぐことができた」(同)としている。

 事業別では印刷用、工業用、鉄芯の全事業でプラスとなった。印刷用は速乾性による短納期の実現で需要が堅調なUV印刷市場に向けて関連製品を展開。なかでもインキローラ「アバントUVシリーズ」は、特殊インキ・溶剤に対しての耐久性や良好なインキ転移性、耐加水分解性などが市場で高く評価され販売は好調だった。

e-コアシリーズ


 一方の工業用はフィルム関連を中心に拡販した。段差吸収でロスを低減する高機能フィルム用巻取りコア「e-コア」などの関連製品の販売に加え、ロール表面への鏡面性・平滑性付与など、ユーザーからの高い要求精度に応えることで業績を伸ばした。また「新たに導入したフィルムの製造ラインを再現した試験機のデータも営業面で大いに寄与した」(同)としている。

 17年度もこうした密着型営業を徹底する方針で、年度末に向けて「ロールだけでなく周辺機器にまで営業対象を拡大し、前期比2ケタ近い増収を目指す」(同)。

 営業体制では、9月1日付で東大阪営業所を本社・大阪営業所(大阪市生野区)に統合する。15年度から進めている本社・営業本部への機能集約の一環として実施するもので、「今回の統合が営業のさらなる効率化や情報の共有化、本社営業部の活性化に繋がることを期待している」(同)。

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