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TAGAと電力需給契約、年間合計約392万kWhを調達

住友理工、住理工山形の購入電力を再エネに切り替え

工業用品 2025-07-02

 住友理工の自動車用防振ゴムの製造を行うグループ会社である住理工山形は、東北自動車産業グリーンエネルギー普及協会(TAGA)と電力需給契約を締結し、再生可能エネルギー電力(再エネ電力)の調達を開始した。

再生可能エネルギー電力に切り替えた住理工山形


 同契約により、住理工山形が使用する電力は、全て再エネ電力となる。

 TAGAは、自然豊かな東北地域で再エネ電力の調達と自動車産業への供給を行い、東北地域と共にカーボンニュートラルな循環型経済の実現を目指すため、2022年11月に設立。東北地域での地産地消再エネ電力を供給しており、今回の契約は山形県内の企業へ初めての供給となる。

 同契約は、住友理工グループ中期環境目標「環境 2029V」の目標である、2029年度までにScope1+2のCO2排出量30%減(2018年度比)およびScope3のCO2排出量15%減(同)を達成する一環の取り組みとして締結し、再エネ電力が供給されるもの。

 同契約によって住理工山形で使用する年間電力約392万kWhが再エネ電力に切り替えられ、CO2排出削減量は年間約1,500トンとなる見込み。

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