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睡眠解析&健康診断サービスで利用者の健康づくりを支援

住友理工、「モニライフ・ウェルネス」が睡眠課題の解決へ向けたサービスに貢献

工業用品 2025-05-07

 住友理工の製品であるバイタルセンサー「モニライフ・ウェルネス」が、カプセルホテルを運営し睡眠解析サービスを提供するナインアワーズおよび健康診断や人間ドックなどを通じた健康づくりを支援する近畿健康管理センター(KKC)が、東京都内で開始予定の睡眠解析&健康診断サービスで活用される。

 同サービスは、ナインアワーズが提供する睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」で睡眠を分析し、KKCが運営するクリニックで健康診断・人間ドックを受診してもらうもの。疾患の早期発見・予防だけでなく、睡眠の課題も発見できるため、利用者の総合的な健康状態を明らかにし、生活習慣を振り返る機会として活用できる。

 「9h sleep fitscan」には、ナインアワーズ独自の解析技術と住友理工が独自開発した柔軟導電ゴム材料「スマートラバー(SR)」を応用した圧電式のセンサー「モニライフ・ウェルネス」が活用されている。同製品は、微弱な振動も測定できることが特長で、心拍成分や呼吸成分由来の生体情報を取得することができる。また、体の下に敷くだけで計測ができる同製品は、利用者に就寝時の違和感によるストレスを与えることなく使用することが可能となっている。

 「モニライフ」シリーズは、医療機器および非医療機器として製品展開しており、これまでに、在宅療養中の心不全患者の重症化検知に関する検討のほか、ドライバーの居眠りや疲労予兆検知の研究等にも活用されてきた。住友理工は、モニライフシリーズの開発を通じて、生体情報を「見える化」し、データの活用支援を推進することで、利用者の健康支援への寄与を目指す。

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