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フレイルチェックシステムを活用した市民の健康増進を支援

住友理工、小牧市の健康増進施設にフレイル評価アプリを導入

工業用品 2025-01-22

 住友理工は1月、愛知県小牧市にオープンした健康増進施設「ヘルスラボ・こまき」に、同社のフレイル(加齢とともに身体機能や認知機能が低下して虚弱となった状態のこと)チェックシステムが導入された。同施設内に常設されたことで、測定会を待つことなくフレイルチェックを測定することが可能になった。

開所式テープカットの様子


 「ヘルスラボ・こまき」は、子どもからお年寄りまで、全世代を対象に健康づくりやフレイル予防に取り組むための気づきやきっかけを提供する施設。また、社会課題の解決策を考える民間企業と市民を繋ぐ、健康づくりに関する共創の拠点を目指している。

 施設内には、血圧・圧力測定をはじめとしたフレイルチェック各種測定エリアや、情報・交流エリア、イベント開催や講座の実施が可能なフリースペースが設けられている。フレイルチェックでは、同社が開発したフレイルチェックシステムおよびSRセンサ技術を活用したクロステスト(前後左右への重心移動を測るテスト)が導入されている。

施設内でのクロステストの様子


 同社は、2021年1月に小牧市と締結した「健康づくり等の推進に係る包括連携協力に関する協定」に基づき、同年10月からフレイルチェックシステムを活用した「フレイルチェック測定会」を同市と協働で実施している。これまでに、同市に暮らす60歳以上の市民約540人に対して、フレイル予防の普及啓発および気づきの支援を行っている。

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