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省スペース化と省エネルギー化を実現

ドイツのTireTechグループ、電気加熱タイヤ加硫機で日本市場に参入

工業用品 2024-12-09

 ドイツ・ハンブルグに本社を置く、ハーブルグ・フロイデンベルガー(HF)社のTireTechグループは、省スペースで省エネルギーを実現した電気加熱タイヤ加硫機を日本市場にもアピールしていく。

 同機は、すでに大手タイヤメーカーでの実証も終えている。電気加熱タイヤ加硫機の新規導入に加え、スチーム加硫の既設設備を改良しての利用も可能だ。タイヤ製造で高いパフォーマンスを示し、環境にも優しい生産方式であり、日本市場でも展開していく計画だ。

 電気加熱タイヤ加硫機はTBR用とPCR用があり、ともにコンパクトな設備で省スペース化が図れ、またスチーム加硫と比べ、省エネルギーでの加硫を可能にしている。

 HF社は創業165年の老舗ゴム用機械メーカー。創業以来、これまで7,000台以上のタイヤ製造加硫プレス機を供給し、世界トップ10のタイヤメーカーと提携している。ドイツ、イギリス、米国、イタリア、クロアチア等の拠点で、世界中のカスタマーニーズを満たすカスタマーソリューションのための包括的な専門知識を提供してきた。

 「日本市場は大きな可能性を持っている。老朽化した加硫プレス機の置き換え需要を狙い、全自動でエネルギー効率の高い52インチサイズのコンパクトなフットプリントと高い圧力を持つ複合キャビティキュアリングソリューションを提供することを可能にした」(HF社)としている。

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