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新コンセプト取り入れ増産へ

ニッタ、設備投資効果に期待

工業用品 2017-05-22

説明する新田社長

 
 ニッタは売上高に直結する設備投資に注力する。2017年度は45億円を計画しているが、新田元庸社長は「2016年度予算組みした設備投資費48億円のうち、期内での消化分は30億円程度で積み残した分を17年度の設備投資分45億円に組み込んでいる。いずれも売上高に直結する事案」とし、大きくは名張工場の第4工場の建設をはじめ、ベルト関係では国内の製造設備で新設ラインを加える。

 名張工場の第4工場はオート棟として自動車関連の生産ライン専用とし、集約化を図る。5月15日に地鎮祭が行われた。

 「各事業部から希望する設備投資事案が出てくるが、投資効果を見極めた順位付けをしている。増産・増強への設備投資も新しいコンセプトのもと実施していく」(同)方針だ。

 また中期経営計画「V2020」に掲げた新事業・新製品創出のひとつとして医療分野を捉え、先般子会社化した浪華ゴム工業向けについても「今後精査していく事業計画案に沿って必要な投資計画も具現化し、加味していく」方針。

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