GHSラベル発行に必要な機能と耐久性
タナック、フルカラーラベル専用プリンター「JP700-LC」を展開
工業用品 2024-08-05
ダイレクトメール関連機器の製造・販売を行うタナック(大阪府大阪市、井上保社長)は、日本エレクトロニクス工業が製造する合成紙ラベルに対応したフルカラーラベル専用プリンターの最新モデル「JP700-LC」を展開している。
新製品は、製造業向けの製品ラベルや化学製品向けのGHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)ラベル発行に必要な機能と耐久性を備えたもの。GHSラベルとは、化学品の危険有害性を、世界的に統一された一定の基準に従って分類し表示するもので、ゴム関連業界の工場でも使用されている。
新製品の特長は主に3点。1点目は最大印刷速度の向上で、用紙条件により最大印字速度が従来モデルから約20%アップし、A5サイズの合成紙ラベルを最大毎分80枚印刷可能になった。2点目は給紙性能の強化。給紙ローラーが用紙を押さえるようにトルクを持たせるスリップクラッチ機構の搭載により、ラベル用紙のピック力が大幅に増加し、給紙安定性が向上した。3点目は視認性の向上。操作パネルに4.3インチカラーLCDタッチパネルを採用したことで、画面がクッキリと見やすくなっている。
GHSラベル発行ソフト「FLPS」を活用することで、無地ラベルからフルカラーのGHSラベルをオンデマンド発行できるほか、Windows用プリンタードライバーにより、種々のラベル発行ソフトにも対応できる。
また、海上輸送用ラベルの耐久性に関する英国規格BS5609の認証を取得済みで、輸出業務のあるユーザーも安心して使用できる製品となっている。