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「PolySprint TA12―LT」

ニッタ、冷凍倉庫用搬送ベルトを販売開始

工業用品 2024-06-04

 ニッタは、低温環境に対応可能なベルト「PolySprint (ポリスプリント)TA12―LT」を開発し、6月3日から受注を開始した。

「PolySprint (ポリスプリント)TA12―LT」


 近年、食料品の流通分野では、冷凍食品の需要増加やECサービスの拡大などによる低温物流市場が拡大している。それに伴い増加傾向にある冷凍倉庫では、限られたスペースの有効活用や、作業員の確保・労働環境改善のため、自動化ニーズも高まっていることから、同社では冷凍倉庫の搬送工程において、マイナス30度の環境下でもモーターに負担をかけず、常温と同等使用が可能な搬送ベルトを開発し、販売を開始したもの。

 同製品は、表面がポリウレタン(タフタ目付)、裏面が導電樹脂(粗目付)。用途は、ベルトオンローラ(BOR)で冷凍倉庫、寒冷地の搬送コンベヤとして最適となっている。

 特徴として、①マイナス30度環境で使用した場合でも柔軟性を保つことができ、同社従来品よりも長寿命②コンベヤにかかる負荷を小さくでき、電流値を抑えられる③寒い日の早朝でもコンベヤの起動がスムーズ④チェーンによる搬送と比べて、グリスが不要でクリーンな搬送が可能⑤伸縮性に優れたエラスティックタイプで、BOR用途での利用に適している⑥幅の広いコンベヤヘの取り付けも簡単に可能――を有している。

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