ベルト伝動技術懇話会、2024年度総会を開催

　ベルト伝動技術懇話会は5月24日午後1時から同志社大学（京都府京都市）で2024年度総会を開催した。

　総会は大窪和也会長（同志社大学理工学部教授）が議長に選任され進行。初めに大窪会長が「コロナ禍ではWeb会議が中心だったが、当会では昨年から対面で総会を開催している。本日は対面での開催なので、会員のみなさんには、この機会に、大いに懇親を深めていただきたい。世の中ではエネルギー伝達の技術がいろいろと発展しているが、そうした中で、改めてベルト伝動に対するニーズも高まり、期待も大きくなっていると思う。当会はベルト伝動技術に携わっている方々で構成されている。皆さんの益々のご活躍を期待しています」とあいさつ。

　続いて、報告事項として①2024年度会員報告②2023年度活動報告③2023年度決算報告・監査報告④「ベルト伝動・精密搬送の実用設計」出庫数報告が行われ、審議事項として①2023年度剰余金処分案②2024年活動計画案③2024年度人事案④2024年度予算案／一般会計・特別会計が、報告・審議され、満場一致で承認された。

　2024年度の活動としては、9月に第29回講演会と特別見学会を開催する予定。見学会は椿本チエインを予定している。

　続いて午後2時から講演会を開催した。講演会は2部構成で、第1部基調講演に続いて、第2部では、ベルト関連の企業紹介・最新事例紹介として①「タイヨウの歩み」タイヨウ製造部榎田政純氏②「会社紹介と水系接着剤ベルトの開発」ポバール興業技術部技術課奥野竜也氏③「近年の新製品について」バンドー化学産業資材事業部技術部シンクロベルト・システム設計グループ吉見武将氏④「物流市場への提案商品」ゲイツ・ユニッタ・アジア一般製品統括本部技術部技術課守安光輝氏⑤「樹脂コンベヤベルト製品のご紹介」三ツ星ベルト技術本部技術第1部搬送技術課石井信彦氏――が講演した。