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“ちょうどよい日光浴”の目安時間を提案する画期的なモバイルデバイス&アプリ

日本ゼオン、「LNES SL-04」をクラファン「Makuake」で募集開始

工業用品 2024-05-13

 日本ゼオンは、国立環境研究所地球システム領域中島英彰先生監修の独自アルゴリズムで太陽光を数値化、睡眠負債・ビタミンD研究分野における専門家らの監修のもと、”ちょうどよい日光浴”の目安時間を提案するデバイス「LNES SL-04」を、5月13日からクラウドファンディングサイト「Makuake」(URL=https://www.makuake.com/project/projectlnes/)で募集を開始する。

 昨今、日本人の「ビタミンD不足」や「睡眠負債」が社会課題となっている。現代人の「ビタミンD不足」については、2023年6月に東京慈恵会医科大学から「98%の日本人がビタミンD不足に該当」したと発表され話題となった。 同商品を監修したビタミンDに詳しい機能性医学の専門家の斎藤糧三先生は、ビタミンD不足となった要因について、過剰な紫外線対策が起因している可能性があると指摘している。

 さらにビタミンDが不足すると、骨粗鬆症、骨軟化症などのリスク増加、免疫機能の低下による感染症の罹患リスクなどが高まる可能性があるという。そしてOECD(経済協力開発機構)が2021年に発表した統計データによると、日本人の睡眠時間はOECD加盟国33カ国中最下位となっている。

 睡眠評価研究機構の白川修一郎先生によると、睡眠負債の解消の過程で生じる「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)」は太陽光を浴びないことが原因である可能性があると指摘している。また、商品の日光浴時間の目安範囲を推定する独自アルゴリズムを監修した国立環境研究所の中島英彰先生によると、紫外線は浴びすぎると有害である一方、一定の時間であれば、健康を維持する手段としても有効だと説明している。

 今回、日本ゼオンがプロデュースするオープンイノベーションプロジェクト「project LNES」では、健康に関わる2つの社会課題の解決策が太陽を浴びる(日光浴)ことであると着目し、自社の新たなコア技術であるコンパクトなデザインソーラー「SOLAR CARD」およびスマホアプリでの数値化技術を用いて、私たち自身が太陽を浴びることをトータルサポートする企画・開発を進めてきた。

 新商品デバイス「LNES SL-04」および専用アプリ「LNES」は、「SOLAR CARD」を用いて太陽光を数値化し、独自アルゴリズムで演算することで、太陽を浴びるちょうどよい目安時間を提案し、上手な日光浴へナビゲートするさまざまなサポート機能も充実させたものとなっている。

 ■製品概要
 ◇ちょうどよい日光浴の目安時間をその場で測定/自分に合わせた日光浴体験レベルの設定/3つの指標と総合スコア化で目安評価をログ化/天気情報(ウェザーニュース)連動:お知らせ/アラート機能/日光浴関連情報のお得な定期配信◇デバイス「LNES SL-04」はコンパクトで軽い。レザー採用でチャームのようなデザイン。アクセサリー感覚で持ち歩ける◇カラー=5色(ブラック、ブルー、ピンク、イエロー、ベージュ)◇サイズ=145×85×15ミリ (約80グラム)◇価格=1万4,850円(税込み)を予定

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