PAGE TOP

独自開発のSRセンサを応用

住友理工、柔軟圧電体動センサー「モニライフ」が発明奨励賞を受賞

工業用品 2023-06-20

 住友理工は、愛知県発明協会が主催する「令和5年度愛知発明表彰」において、同社の「モニライフ」が発明奨励賞を受賞した。

表彰式で記念撮影に納まる受賞者・関係者


「モニライフ」


 同表彰は、愛知県内における発明の奨励・振興を図ることを目的に、県内で優秀な発明をした人を表彰する事業として、同協会が1980年度から実施。

 同社は、技術者の開発意欲向上や固有技術のPRを目的に同表彰に応募しており、令和2年度の窓用高透明遮熱・断熱フィルム「リフレシャイン」(発明奨励賞)、前回の薄膜高断熱材「ファインシュライト」(愛知発明賞)に続き、今回、発明奨励賞(他2社)を受賞した。

 同製品は、独自開発のSRセンサを応用しており、圧電効果による高感度を維持しつつ、柔軟で伸縮可能なセンサであることが特長。これによって、測定対象者に違和感によるストレスを与えることなく、心拍、呼吸由来のわずかな体動に基づく生体情報を検出することが可能となっている。

 「モニライフ」の商標名で、医療機器および非医療機器として製品展開しており、これまでに、同製品を用いて、在宅療養中の心不全患者の重症化検知の検討のほか、ホテル宿泊者への睡眠解析サービスなどにも活用されている。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物