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蒸気化過酢酸除染装置「VPASS(ヴイパス)」を活用

ニッタ、BSC除染サービスを開始

工業用品 2023-05-22

 ニッタは、蒸気化過酢酸除染装置「VPASS(ヴイパス)」を用いたBSC(バイオセーフティキャビネット)の除染サービスを4月24日から開始した。

バイオセーフティキャビネットにVPA除染装置「VPASS」を接続した状態


 無菌製造・操作環境の一つであるBSCでは、使用後のバイオハザード対策として、あるは使用前の庫内の清浄化・無菌化処理として、主にホルムアルデヒドガスを用いた庫内のバイオ除染が専門業者により従来から行われてきたが、ホルムアルデヒドガスの人体への危険性なとから代替手段が求められている。

 同社は、作業者の安全性が高く、他の代替手段に比べ簡便で迅速なバイオ除染が可甘な蒸気化過酢酸(VPA)を用いたBSC庫内の新たな除染技術と同技術を活用した蒸気化過酢酸除染装置「VPASS」を開発し、これらを用いたBSCの除染サービス事業を開始した。

 同サービスの特長は、①JIS規格準拠=JIS K3800:2021バイオハザード対策用クラスIIキャビネット附属書B除染および除染方法の評価B.2除染方法の評価②除染強度=指標菌が6log以上減少③迅速性=簡易養生でバイオ除染可能。準備~片付けが約半日で実施可能④低濃度の蒸気化過酢酸による他のバイオ除染方法と比べ安全な除染⑤バイオ除染後の細胞影響は極めて少ないことが示唆されている。

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