PAGE TOP

燃料電池車の普及に向け、ラインアップを拡充

豊田合成、商用車向けの大型高圧水素タンクを市場投入

工業用品 2023-03-03

 豊田合成は、水素で走る燃料電池トラック向けにニーズ拡大が見込まれる大型の高圧水素タンクを市場投入した。

大型高圧水素タンク


 トヨタ自動車やいすゞ自動車などが出資する「Commercial Japan Partnership Technologies」(CJPT)が市場導入を進める量販燃料電池小型トラックに採用されている。

 今回開発した大型タンクは、豊田合成が燃料電池車のMIRAI(2代目)向けに生産している乗用車用タンクより約8倍の水素の充填が可能で、開発にあたっては、MIRAI向けタンクで培った水素の貯蔵効率向上の技術を応用した。

 輸送用トラックなどの商用車は走行距離が長く、一日に複数回の配送業務を行うことから、長い航続距離や短時間での充填が求められている。これらのニーズを満たす燃料電池トラックの普及が期待されており、豊田合成では今後も燃料電池車の基幹部品である水素タンクの開発・生産を通じ、水素社会の実現に貢献していく。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • とある市場の天然ゴム先物
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた