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【特集】ゴム・樹脂ホース

十川ゴム、製品ラインアップを積極的に拡充

工業用品 2017-03-14

サンクイックホースの口元部、内筒拡大タイプ


 十川ゴムの17年3月期のホース部門売上高は、前年度比微増となる見通し。用途別では、ガス産業用、自動車産業用、住宅設備産業用などが減少したものの、油圧機器産業用、土木・建設機械産業用、船舶・車両産業用、食品機械産業用は前期比で大幅に増加した。また中国の拠点は、建機需要が回復してきたことで順調に推移した。

 18年3月期の見通しについては、為替や原油価格が影響するとみている。「今年度は原材料価格が安定していたが、来年度は上がると考えている。原材料価格が急激に動くのを懸念している」(十川忠正副社長)という。また米国の動向にも注視する。「米国は新政権になって、日本車に対し厳しく接してきそうだ。自動車は裾野が広く、その影響が様々な箇所で出てくるかもしれない」(同)という。

 そうした中、同社ではホース関係の研究開発に積極的に取り組み、新たな開発品がラインアップに加わってきている。サンクイックホースや高温油用ホースHKシリーズでは、製品ラインアップが拡充した。

 サンクイックホースは耐摩耗用に新たに75A(4MPa)を追加。大都市部での掘削工事におけるコンパクトな曲げ性能、配管の大口径化、吐出圧力の上昇といった要求に対応した。セメントや土砂、鉄鉱石、穀物などの搬送に適しており、納期の迅速化対応のため、現状ある150A、200Aと同様に金具内筒拡大方式で設計されている。サンクイックシリーズは今後見込まれる、リニア新幹線などトンネル工事への販売が期待されている。

 高温油用ホースHKシリーズは建設機械、産業エンジンにおけるオイルリモート配管及びオイルクーラー配管での100℃以上の高温油領域(最高150℃)に対応するホース。油圧ハイドロリックホースシリーズとして追加ラインアップを図った。120℃レベルでの長寿命化を実現している。

 その他では、カバーゴムのすべり性を改善したホース外面の耐摩耗性向上のための配合や自動車配管用の高耐熱ホース、各国の透過規制に対応したホースの実績を活かした海外認証燃料ホースなどの研究開発も進めている。

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