台湾の高層物件「世界明珠」にも採用
住友ゴム工業、制振ダンバー「GRAST」の海外実績拡大
工業用品 2021-06-24
住友ゴム工業の超高減衰テクノロジーによるビル用制振ダンバー「GRAST(グラスト)」の採用が拡大している。2007年から台湾を中心に海外でも実績を重ね、世界各地の大型プロジェクトで採用が進んでいる。
台湾台北市では、東の玄関口として開発が進む南港地区に建設中の「世界明珠」の8棟全てにGRASTが採用された。世界明珠は世界基準の耐震性能を備えた2棟の高層オフィスビルと6棟の高層住宅で構成されており、2024年の完成を目指している。地震被害が多い地域のひとつである台湾では100件以上の建造物にGRASTが採用さているが、物件規模での採用は初めてなる。
また、同じく地震被害が多いインドネシアでは「ガジャ・マダ国立大学」に初採用が決定したほか、韓国、フィリピンでも採用が進んでいる。

GRASTの核となっているのが、長年にわたるゴムの研究・開発で培った先進技術から誕生した高減衰ゴム。高減衰ゴムの瞬時に熱エネルギーに変換する性能を利用することで、構造物が受ける風揺れのような微小な揺れから大地震までの様々な揺れを吸収し、コントロールする。
同社では、日本で二度の大震災を経験した企業として、世界中の様々な建造物を地震から守りたい考え。今後も、制振テクノロジーを地震被害の多い国々にさらに展開し、より多くの構造物を守ることで安全・安心な社会の実現に貢献していく。
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