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2021年3月期業績

バンドー化学、自動車部品事業は2桁増益

工業用品 2021-05-13

 バンドー化学が5月13日に発表した2021年3月期業績(IFRS)は、売上収益が813億7,100万円で前期比9.8%減、コア営業利益が49億3,800万円で同6.0%減、純利益が39億4,300万円で同477.7%増となった。

 コア営業利益の増減要因は、売上原価率の変動で4億1,200万円、販管費の減少で17億4,200万円、為替影響による販管費の減少で1億6,000万円の増益となったが、売上減による粗利減少で23億5,000万円、為替影響で粗利減少により2億7,700万円の減益となった。

 セグメント別では、自動車部品事業は売上収益が349億7,500万円で同10.2%減、コア営業利益が23億8,600万円で同12.1%増。国内では補修市場向け新商材や多用途四輪車用変速ベルトの販売が増加したが、第2四半期までの自動車生産台数減少の影響が大きく、補機駆動用伝動ベルトや補機駆動用伝動システム製品の販売が減少した。

 海外では、中国で自動車生産台数が好調で自動車メーカー向け補機駆動用伝動ベルトなどの販売が伸長。欧州でも補修市場向け補機駆動用伝動ベルトなどの販売が増加した。一方、米国およびアジア地域では自動車・二輪車メーカーの減産や操業停止により販売が減少した。

 産業資材事業は売上収益が302億3,200万円で同7.7%減、コア営業利益が22億3,800万円で同2.0%増。一般産業用伝動ベルトは、国内は機械の受注減で産業機械用伝動ベルトの販売が減少。海外では中国、アジア地域などで農業機械用や産業機械用伝動ベルトの販売が増加したが、米国で産業機械用伝動ベルトの販売が減少した。運搬ベルトは、国内でコンベヤベルトや樹脂ベルトなどの販売が減少した。

 高機能エラストマー製品事業は売上収益が118億8,300万円で同13.2%減、コア営業損失が1億2,900万円(前期は3億3,300万円の利益)。機能フイルム製品は建築着工の落ち込みなどにより建築資材用、工業資材用、装飾表示用などの販売が減少。精密機能部品は主要顧客の生産は回復傾向だが、年度前半の減産の影響が大きく、精密ベルト、高機能ローラ、ブレードなどの販売が減少した。

 ロボット関連デバイス事業や電子資材事業、医療機器事業などを含むその他事業は、売上収益が53億6,800万円で同3.7%減、コア営業利益が3億3,900万円で同43.1%減となった。

 2022年3月期業績予想は、売上収益が900億円で前期比10.6%増、コア営業利益が60億円で同21.5%増、純利益が45億円で同14.1%増を計画。先行きの不透感はあるものの、各国の経済政策の実施や新型コロナウイルスワクチンの普及で、景気回復が期待されることから増収増益を見込む。

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