2021年3月期第3四半期業績
住友理工、減収も事業利益は黒字化
工業用品 2021-02-02
住友理工が2月2日に発表した2021年3月期第3四半期(2020年4~12月)業績(IFRS)は、売上高が2,837億9,600万円で前年同期比17.0%減、事業利益※が6億7,300万円で同92.3%減、純損失が72億5,700万円(前年同期は6億6,300万円の利益)となった。
新型コロナウイルスの影響で停滞していた経済活動の再開や各国の景気刺激策により、想定よりも早いペースで回復したものの、第2四半期までの売り上げ減少の影響が大きく、累計では減収となった。一方、事業利益はアジア地域を中心とした売り上げ増や収益改善活動により黒字化を達成した。
事業別では、自動車用品は売上高が2,450億9,500万円で同17.8%減、事業損失が6億4,300万円(同74億6,000万円の利益)。日本は新型コロナの影響で自動車生産台数が減少したことで減収減益。米州・欧州も積極的な経済支援策などで、生産台数の回復はみられるものの減収減益。中国は自動車消費刺激策などを背景に日系メーカーの生産台数が増加したため増収増益となったが、アジア地域全体では生産台数減により減収減益となった。
一般産業用品は売上高が387億100万円で同11.4%減、事業利益が13億1,600万円で同1.6%増。プリンターおよび複写機向けの機能部品は、労働環境の多様化などでオフィス向けの需要が減少し減収減益。一方、高圧ホースは、特に中国では景気刺激策により公共事業が引き続き旺盛で、建設機械の生産台数の増加により増収増益となった。
※=売上高から売上原価、販売費および一般管理費を控除し、持分法による投資損益を含めて算出。
通期業績を上方修正
先行きは不透明なものの、想定以上に自動車生産台数が回復したことにより、自動車用品事業において、第3四半期累計期間の業績が各利益項目とも通期予想値を上回ったことを受けて修正する。
■2021年3月期通期業績予想
◇売上高=4,000億円(前回予想3,750億円、増減率6.7%増)◇事業利益=50億円(同20億円の損失)◇純損失=71億円(同125億円の損失)
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