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高度な加硫接着技術活用

大日工業、ゴムメジャーテープを開発

工業用品 2020-10-13


 大日工業(埼玉県さいたま市、高野慶一郎社長)は、高度な加硫接着技術を活用した「ゴムメジャーテープ」を開発し、近日中に発売を開始する。

 ゴムメジャーテープは、白地のゴム製テープに、矢印や丸印などのゴム製の黒色の目印が1メートル間隔であしらわれた製品となっている。同製品を、例えば新型コロナウイルスが蔓延している現在、人の集まる場所に使用した場合、ソーシャルディスタンス確保用の目印など、幅広い用途に使用ができる。

 このゴムメジャーテープにあしらわれた目印は、印刷や着色で入っているものではなく、加硫接着により入れられているのが最大の特徴となっている。テープ本体と目印を加硫接着することで、テープを長年使用しても印刷や着色のように目印の色が薄くなったり、形状の変形や剥がれたりすることが無く、長期間目印としての機能を発揮することができる。目印の形状は、要望に対応可能となっている。

 大日工業の加硫接着は、同一素材による共生地接着を採用しているため、テープ本体と目印の接着面に段差が無い、平滑で完成度の高い仕上がりを実現している。このため、段差で引っ掛かり足を取られ転倒するなど、ケガの発生防止にも貢献する。

 なおゴムメジャーテープは、同一素材の共生地による加硫接着方法で製造されているため、接着時に有害な化合物やガスなどの発生が無く、環境の保全にも貢献する製品となっている。

 また、熱による加硫接着方法のため、接着剤や金型が不要で、大幅な製造コスト削減も実現している。

 問い合わせは同社(埼玉県さいたま市浦和区領家7-20-3、電話048・831・2733、FAX048・832・6571またはメールhatsumei@dainichikk.jp)まで。

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