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【新年インタビュー】タイガースポリマー渡辺健太郎社長

標準化を徹底し効率良い生産図る

工業用品 2017-01-17


 ■今後の状況と事業政策について
 自動車部品で言えば少々減少気味ですが、なんといっても当社はホンダさんの比率が高く、ホンダさんの生産計画に沿ったものとなります。また、材料から加工、金型、設備まで一貫した製品開発・製造ノウハウを保有しているのが当社の強みです。今後は新規分野開拓も課題となりますが、営業と研究開発部門で情報を共有し開発製品を創出できるような体制をとっています。

 一方、タイの製造拠点では第3工場に第1工場の自動車部品と第2工場の家電用ホースの製造ラインを統合し、ライン設計も見直し生産性効率アップを見込んでいます。また、メキシコの拠点では、トランプ次期米大統領の政策が気になるところですが、引き続き営業活動を行い、将来の拡大に向けて基盤を固めを推進して行きます。

 とにかく、国内の人員や設備をフル活用して売り上げ、利益とも効率よく上げて行きたいと考えています。国内市場は長い目で見ても、大きな成長は見込めないので、その中で勝ち残っていくためには、原価低減を行い製造部門における標準化の徹底や品質保証部の充実など行うことで効率の良い生産を進めて行く方針です。

 一方、海外につきましては規模が拡大する拠点が多いので、売り上げ増に収益がついて来るよう、上手く運営して行きたいと思っています。

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