プラス・テク、食品タイプの耐圧ホース「テクノフーズ」拡販へ

　プラス・テクは下期（10～3月）、新製品のPRを積極的に進め拡販を図る。「既存製品の販売を維持しつつ、新製品の販売を進めていく」（プラス・テク）。上期（4～9月）は新型コロナウイルス感染拡大による需要減で厳しい状況だったが、新製品の拡販で巻き返しを目指す。

　拡販に注力するのが、主力の耐圧ホース「テクノブレード」の食品タイプである「テクノフーズ」。食品衛生法適合品で、2018年改正食品衛生法のポジティブリストにも完全対応している。耐熱は70℃まで対応。洗浄時は条件付きで80℃までの熱湯洗浄が可能だ。食品、飲料、油脂食品に最適で、非フタル酸系可塑剤を採用しているため、食品現場でも安心して使用できる。

　テクノフーズは昨年の発売以来、積極的にPRを進めてきたが、上期は新型コロナの影響で食品工場への訪問や対面営業が難しかった。「PRを進めていくには環境として厳しかった。Web会議システムなどを用いた営業も行ったが、実際に手に取ってもらい感触の違い等を感じてもらいたかった」（プラス・テク）という。そのため、下期は食品工場をターゲットに可能な限り訪問を増やし、拡販を進めていく。

　また、他製品では「耐油テクノブレード」にラインアップした10メートルの低尺品に期待する。「性能を試したり、在庫を削減したいというユーザーから短い尺の要望があり、それに対応した」（同）。同製品は特殊樹脂の採用により耐油性に優れ、油を流しても柔軟性が持続。絶縁油、作業油、コンプレッサー油などの油用配管に最適で、工作機械や成形機といった工業用配管に適している。

　製品を掲載するホームページのリニューアルも進めていく。「ホームページをリニューアルすることで、掲載する製品やデータの充実を図り、幅広い顧客に訴求していく」（同）考えだ。