21年3月期第1四半期業績
藤倉コンポジット、産業用資材は減収減益
工業用品 2020-08-07
藤倉コンポジットが8月7日発表した2021年3月期第1四半期業績は、売上高が64億200万円(前年同期比22.3%減)、営業利益が2,700万円(同90.3%減)、経常利益は500万円(同97.1%減)、純利益は3,700万円(同74.9%減)となった。
セグメント別にみると、産業用資材は売上高が42億9,300万円(同19.4%減)、営業利益は300万円(同97.9%減)。
工業用品部門は、住宅機器関連が堅調に推移したが、自動車関連部品は各国のロックダウン、渡航制限政策等による受注減により減収減益となった。制御機器部門は、半導体・液晶市場の設備投資が好調を維持し、医療市場も堅調に推移し増収増益となった。
引布加工品は、売上高が10億8,600万円(同17.7%減)、営業利益は4,900万円(同15.2%増)。
引布部門は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により自動車関連、電気電子部品関連等が落ち込み減収減益となった。印刷材料部門は、新聞用ブランケットの売上は増加したものの、国内商業印刷用ブランケットおよび輸出は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け減収減益となった。加工品部門は、国内において救命設備など舶用品が減収となったが、品種構成の変化により増益となった。
スポーツ用品は、売上高が9億3,300万円(同37.5%減)、営業利益は1億100万円(同43.4%減)となった。
ゴルフ用カーボンシャフト部門は、リシャフト市場ではアジア全域で「DAYTONA Speeder」など高機能製品の販売が堅調に推移し、「Speeder EVOLUTION Ⅵ」「VENTUS」が多くのプロゴルファーに愛用され、自社ブランド品は売上を伸ばしたものの、クラブメーカー向けOEM製品の販売低迷により減収減益となった。アウトドア用品部門は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出の自粛と全国的な販売店休業で春夏商品の動きが止まり、6月以降一部取引先への納品が進んだものの大幅な減収減益となった。
その他は売上高が8,900万円(同8.7%減)、営業利益は1,700万円(同21.1%減)。
物流部門は倉庫関係の運用が好調だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により運輸部門が落ち込み減収減益となった。
また同社は同日、未定としていた2021年3月期第2四半期業績予想と2020年3月期通期業績予想を発表した。今回の業績予想は、社会的制限が実施されないことを前提として算出されている。
■2021年3月期第2四半期業績予想
売上高=130億円(同19.8%減)◇営業損失=1億5,000万円(前年同期は8億円の利益)◇経常損失=1億5,000万円(前年同期は7億2,400万円の利益)◇純損失=2億円(前年同期は4億1,300万円の利益)
■2021年3月期通期業績予想
売上高=277億円s(同13.4%減)◇営業損失=1億円(前年同期は8億9,100万円)◇経常損失=1億5,000万円(前年同期は8億3,300万円の利益)◇純損失=2億円(前年同期は3億9,000万円の利益)
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