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5年後に国内シェア15%目指す

ダンロップスポーツマーケティング、テニス用ストリングス8種類を新発売

工業用品 2020-03-02

 住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは7月から、ダンロップブランドの硬式テニス用ストリングを国内で発売する。5年後、日本国内15%のシェア(国内ストリングブランドシェア)を目指し、販売に注力する。ラケットとボールの接点でもあり、プレーヤーのパフォーマンスを左右するストリングを自社開発することで、相乗効果と一貫した性能追求が可能になる。

 ダンロップの硬式テニス用ストリングは、これまで欧米を中心に展開。今夏発売するストリングは、米国の「IMGテニスアカデミー」(米国フロリダ州)や欧州の「ムラトグルーテニスアカデミー」(フランス、ソフィアアンティポリス市)と連携し、新たに開発したもので、ポリエステル系とナイロン系を主軸に、プレースタイルに合わせて8種類をラインアップした。

 また、同社契約選手は今シーズンからダンロップストリングの使用を開始。加えて、今年からストリングの張り替え(ストリンギングサービス)を行うスペシャリストを招集し、「TEAM DUNLOP STRINGING EXPERTS(チームダンロップ ストリンギング エキスパート)」を結成。全国各地の大会で選手へのストリンギングサービスを実施し、選手サポートを行っている。

 ■ラインアップ
 ◇耐久性を重視したいプレーヤーに:「エクスプロッシブ・シリーズ」=種類ごとに異なる断面形状を採用し、打球感と弾き感を最適化。打ちたいショットに応じた選択が可能になった。「エクスプロッシブ」は、英語で「爆発的な」という意味で、力強さをイメージしている。

 ◇快適な打球感を求めるプレーヤーに:「アイコニック・シリーズ」=種類ごとに柔らかさと食いつき感を段階的に設定。これにより打ち出し角も変化し、プレースタイルや好みに応じた適格な選択が可能になった。「アイコニック」は多くのテニスプレーヤに好まれる心地よい打球感を目指し、ダンロップの「象徴的な」マルチストリングにしていきたいという思いを込めて名付けた。

 ◇価格を重視するプレーヤーに:「シンセティック・タフ」=耐久性に優れ、癖の少ないストリングで、価格を重視するプレーヤーに最適。

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