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2020年3月期第3四半期業績

西川ゴム工業、日本、北米は減収減益

工業用品 2020-02-07

 西川ゴム工業が2月7日に発表した2020年3月期第3四半期(2019年4~12月)業績は、売上高が723億3,100万円で前年同期比2.1%減、営業利益が54億2,700万円で同6.4%減、経常利益が59億3,300万円で同9.1%減、純利益が37億3,300万円で同8.3%減となった。

 セグメント別にみると、日本は、自動車生産台数が前年同期に比べ減少したことで売上高が403億700万円で同1.9%減、営業利益が24億5,500万円で同9.7%減となった。

 北米は、米国およびメキシコでの自動車生産台数は堅調に推移したものの、同社受注車種の生産台数が減少したことおよび為替の影響などにより、売上高が195億9,300万円で同6.5%減、営業利益が3,400万円で同92.3%減となった。

 東アジアは、中国での同社受注車種の生産台数が好調に推移したものの、為替の影響により、売上高が92億9,800万円で同1.1%減、営業利益は合理化活動により、6億5,300万円で同22.1%増となった。

 東南アジアは、ASEAN地域において自動車生産台数が堅調に推移したことで売上高が86億3,200万円で同7.4%増、営業利益が24億1,500万円で同14.0%増となった。

 通期業績予想を下方修正
 同社は同日、2020年3月期通期業績予想の下方修正を発表した。それによると、連結業績および単体業績は、特に国内における需要が想定以上に減少したことおよび今後も減少傾向が継続すると予想されることを踏まえ、従来予想を下回るとしている。

 ■2020年3月期通期連結業績予想
 ◇売上高=975億円(従来予想985億円、増減率1.0%減)◇営業利益=72億5,000万円(同78億円、同7.1%減)◇経常利益=78億5,000万円(同85億円、同7.6%減)◇純利益=48億円(同53億円、同9.4%減)

 ■2020年3月期通期単体業績予想
 ◇売上高=497億円(従来予想518億円、増減率4.1%減)◇営業利益=24億円(同33億5,000万円、同28.4%減)◇経常利益=56億3,000万円(同67億3,000万円、同16.3%減)◇純利益=45億円(同52億円、同13.5%減)

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