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2023年3月期業績

西川ゴム工業、日本は自動車生産台数の増加などで増収増益

決算 2023-05-11

 西川ゴム工業の2023年3月期業績は、売上高が981億6,700万円で前期比16.2%増、営業利益が7億6,800万円で同68.9%減、経常利益が22億8,000万円で同36.6%減、純利益が21億900万円で同0.2%増だった。

 セグメント別にみると、日本は売上高が495億4,800万円で同13.2%増、営業利益が18億4,800万円で同98.9%増。自動車生産台数が前期比で増加したことなどにより増収増益となった。

 北米は売上高が302億3,300万円で同29.1%増、営業損失が35億5,900万円(前期は17億7,900万円の損失)。自動車生産台数が前期比で増加したことに加え、円安の影響を大きく受けて増収となったが、原材料・エネルギー価格高騰および要員不足に伴う追加・臨時コストの増加などの影響も加わったことで営業損失は拡大した。

 東アジアは売上高が140億6,000万円で同2.8%減、営業利益が7億5,300万円で同51.2%減。自動車生産台数は前期比で増加したが、受注車種の減産などにより減収。また、ゼロコロナ政策によるロックダウンなどの影響により減益となった。

 東南アジアは売上高が105億2,300万円で同19.6%増、営業利益が16億9,200万円で同6.5%減。自動車生産台数が前期比で増加したことに加え、円安による為替の影響が寄与したことで増収となったが、原材料・エネルギー価格高騰などの影響を受けて減益となった。

 2024年3月期業績は、売上高1,044億円で前期比6.3%増、営業利益34億円で同342.2%増、経常利益44億円で同93.0%増、純利益24億円で同13.8%増を見込んでいる。

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