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短納期・低コストのTR工法を全面的にアピール

TPMカンパニー、オートモーティブワールドに出展

工業用品 2020-01-21

 プレス成型メーカーのTPMカンパニー(埼玉県川口市、郡山知朗代表・CEO)は1月15-17日の3日間、東京ビッグサイトで開催された自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に会する展示会「オートモーティブワールド2020」に出展した。

TPMカンパニーのブース


 同社の強みは簡易型を用いたゴム試作の「TR工法」。同工法は従来の金型を用いた試作と比較して3-5割のコストダウンを可能にするだけでなく、量産品と同等の品質と最短納期3日のスピード対応が特徴。また、成型だけでなく、印刷・ポッティングなどの追加加工や荷重試験、引張試験などの各種試験にも対応している。

 代表・CEOを務める郡山氏は、2016年に「東都ラバーインダストリー」から独立し、TPMカンパニーを立ち上げた。同社はTR工法を武器に着実に実績を積み上げ、わずか3年で売上高は1億円を突破した。

 展示会の同社ブースでは、U字パッキン、べロース、グロメット、Oリングなど、過去に実績のある製品を詳細なデータと合わせて展示し、短納期・低コストのTR工法を全面的にアピールした。「近年、自動車メーカーや自動車部品メーカーとの取引も増加しており、売上高の2割ほどを占めるようになっている。今回の展示を通じて、さらに多くの人にTR工法のメリットを感じてほしい」と担当者は意気込む。まだまだ同社の躍進は続きそうだ。

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