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日本フルードパワー工業会、若手人材の育成に取り組む

工業用品 2020-01-20

 日本フルードパワー工業会(石川孝会長)は1月15日、東京プリンスホテル(東京都港区)で「令和2年年始会」を開催した。

あいさつする石川会長


 冒頭、あいさつに立った石川会長(TAITO社長)は、「2019年の油圧の出荷額予想は約3,800億円で前年比4.4%減、空圧は約4,300億円で同9.8%減となった。昨年のフルードパワー業界は、あまり芳しい状況ではなかった。一昨年が大変好調だったという点を差し引いたとしても、やや苦戦した1年だったと思う。

 ただ今年は、需要先である工作機械業界が年の半ばから後半にかけて底を打ち、反転してくる見通しだ。また半導体製造装置については、緩やかながらすでに回復し始め、今年は8%程度の成長を予想している。全体的には、まだら模様ながら明るい光が見え始めたようだ。

 当会の今年の取り組みとしては、油圧技能士の国家試験対策講座や初級技術者向け講座など、若手の人材育成に引き続き力を入れていく。加えて、IoT、AIといった来るべきデジタル社会への対応も考えていく必要がある。工業会の中に、技術規格委員会を設けて、これらのことを検討・議論していく」と語った。

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