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20年3月期第1四半期業績

藤倉コンポジット、産業用資材と引布加工品は増収減益

工業用品 2019-08-20

 藤倉コンポジットが8月14日に発表した20年3月期第1四半期(19年4-6月)業績は、売上高が82億3,600万円で前年同期比3.3%増、営業利益が2億8,200万円で同46.7%減、経常利益が2億500万円で同64.6%減、純利益が1億5,000万円で同65.4%減となった。

 セグメント別のうち、産業用資材は売上高が53億2,400万円で同3.4%増、営業利益が1億8,000万円で同54.0%減。工業用品部門は自動車関連部品と住宅設備関連部品が比較的好調だったが、材料費や人件費高騰などの影響を受け増収減益。制御機器部門は半導体関連メーカーの減速の影響を受けて減収減益。電気材料部門はインフラ工事用部材が堅調に推移したことに加え、非常用マグネシウム空気電池の受注も順調に推移し増収増益となった。

 引布加工品は売上高が13億2,000万円で同3.4%増、営業利益が4,300万円で同63.4%減。引布部門は輸出用商用車の不振により自動車関連製品および音響関連製品の需要が落ち込み減収減益。印刷材料部門は高付加価値製品が堅調に推移したが、海外市場での在庫調整の影響で減収減益。加工品部門は国内において救命設備など舶用品が好調だったが、品種構成の変化で増収減益となった。

 スポーツ用品は売上高が14億9,200万円で同3.1%増、営業利益が1億7,800万円で同15.0%増。ゴルフ用カーボンシャフト部門は増収減益、アウトドア用品部門は増収増益となった。

 その他は売上高が9,700万円で同2.4%増、営業利益が2,200万円で同6.7%増。物流部門は引き続き堅調に推移した。 

 20年3月期通期業績予想は、売上高が359億円で前期比7.4%増、営業利益が15億円で同63.5%増、経常利益が14億円で同67.0%増、純利益が11億円で同89.3%増を見込んでいる。

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