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【特集】ゴムシート

タイガースポリマー、通期3%増収を計画

工業用品 2016-11-24

 タイガースポリマーの16年度上期(4-9月)のゴムシート業績は、天然ゴム製品の販売は微減、合成ゴム製品は微増で推移し前年同期比2.9%増収となった。

 主要需要先となる自動車業界は、国内の生産台数停滞により需要が伸び悩み、自動車以外の需要先も低位安定気味に推移したものの、きめの細かい営業対応や納期対応等の営業活動で販売を伸ばし、前年同期比増収を確保した。

 「7-8月にかけて、参議院選挙や都知事選の影響からか、建築・土木関連を中心に需要は大きく落ち込んだが、9月に入りそれまで止っていた分が一気に動き出した感があり、9月単体でみると好調だった」(タイガースポリマー)としている。

 下期については、これらの動きに加え、東京五輪関連等の動きによる需要伸長にも期待しており、通期業績では3%ほどの増収を計画している。

 同社では、「ゴムシート市場は今後拡大する可能性は低く、新商品や新技術を投入しても売上高を大幅に拡大することは難しい」とみて、「これまでの地道な営業活動を積み重ねるとともに、製品統合や生産効率の向上等にさらに本腰を入れて取り組んでいくことで利益率の向上を目指していく」。

 製品面では、今上期より厚さ0.1-0.5ミリの極薄ゴムシートについて、カタログを作成するなど展開を強化。シリコーンゴムやフッ素ゴムに加え、新たにブチルゴムやEPDMをラインアップに加え、幅広い業界に向けて訴求しており、今後も継続していく方針だ。

 なお、同社では3月1日から厚さ11ミリ以上の天然ゴムシートを対象に価格改定を実施、価格を15%アップした。改定は「以前から、厚物シートの不採算性が課題となっていたことに加え、材料費の高止まりや運送費の上昇により実施した」(同)もので、現在は「ユーザーにも認めて頂き、完全に浸透している」(同)という状況だ。

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