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第2四半期の純利益が2期連続プラス

日東化工、構造改革に効果

工業用品 2016-11-08

 日東化工が前年より実施している構造改革の効果が表れている。

 10月28日に発表した17年3月期第2四半期(4-9月)業績は前年同期比減収増益となった。原材料価格の下落に伴う販売価格の低下や、不採算製品の絞り込みを実施したことで売り上げ面では減少したものの、構造改革の一環として固定費削減や原価低減を推進した結果、利益面では増加。純利益は2期連続のプラスとなった。

 同社では構造改革による経営体質のスリム化について一定の成果を得たとして、今後は売上高の拡大に注力。特にゴムシート・マットなどの自社製品の売り上げ割合の増加を目指す。

通期利益を上方修正

 日東化工は同日、17年3月期通期業績予想の上方修正を発表した。

 売上高を79億円(変わらず)、営業利益を2億5000万円(前回予想2億円、増減率25.0%増)、経常利益を2億3500万円(同1億800万円、同30.6%増)、当期純利益を2億4000万円(同1億4000万円、同71.4%増)に修正。

 上期の好調が継続する見通しであることに加え、固定資産譲渡による特別利益を第3Qで計上するため。

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