都市計画道路大和川線シールド工事
吉野ゴム工業の「二枚目君」が採用され活躍
工業用品 2016-10-25

大和川線シールド工事に採用された関西最大級の「二枚目君」
吉野ゴム工業の「二枚目君」が採用されている、大阪府発注の都市計画道路大和川線シールド工事の現場を9月13日に見学した。
大和川線は、大阪都心部の幹線道路の混雑を緩和するため計画された「大阪都市再生環状道路」の一部を形成する路線で、阪神高速4号湾岸線から分岐し、松原市三宅中で同14号松原線に連絡する全長約9.7キロメートルの自動車専用道路。
今回見学したのは大鉄工業・吉田組・森組・紙谷工務店共同企業体が担当している現場。シールド工事は①№5立坑→№6立坑②№6立坑→№5立坑③№4立坑→№3立坑④№3立坑→№4立坑の順に4本のトンネルを掘削する。総延長は3794.546mに達する大掛かりなトンネル工事だ。
見学時は4本目のトネンル掘削工事の最終段階で、週末(9月16日)に掘削が完了する予定という。
今回、シールドトンネル工事現場を案内してくれたのは、共同企業体の石垣監理技術者。
石垣監理技術者によるとシールド工法には「泥土圧式」と「泥水式」の2通りがあり、大和川線のシールド工事現場では泥土圧式が採用されている。この現場では回転するカッターで地盤を掘削し、掘削された土砂は延伸コンベヤで坑内搬送され、立坑から垂直コンベヤで地上に排出、それを地上ベルトコンベヤで土砂ピットに積み上げ、ダンプトラックで搬出される。
一方、泥水式は掘削した土砂に泥水を混ぜて排泥管を使って排出するという工法。
この現場で使用されているのは泥土圧シールド機(中折れ型)で、外径が12.54m、機長が約12.355mという巨大なもの。1日16時間稼働で約10m掘り進み、1日1200-1300立米、最大で1600立米の土砂を排出する。
それを地上に搬送するのが垂直搬送コンベヤ「二枚目君」の役割。今回見学した№4立坑に設置されている「二枚目君」は、揚程が44.2m、水平機長17.4mの大型機だ。№4立坑は深さが40mもあるため揚程44mの「二枚目君」は立坑の底から見上げると迫力がある。
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