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【特集】ゴム・樹脂コンベヤベルト

タイヨウ、機能製品でシェア独占

工業用品 2016-10-13

投餌機用ベルト

投餌機用ベルト


 タイヨウは、特殊加工技術では定評があり、独自の技術力を駆使して、独創的な製品開発を行っている。特に独自技術である「ギャップレス成形」(プロフィル連続成形)は、ユーザーから高い評価を得ている。従来の熱融着加工によるプロフィルでは、段差や隙間ができ問題になっていたが、「ギャップレス成形」はこれを連続一体成形することでその問題を解決している。

 同社では、このギャップレス成形による「投餌機用ベルト」や「遊技機用ベルト」を開発・販売しているが、安定した需要があり、両ベルトともシェア100%を占めている。

 「投餌機用ベルト」は、タイやはまちなどの養殖場で練り餌を蒔くのに使用されるベルト。エアーによる散布では練り餌が粒子状に散らばってしまうが、投餌機用ベルトを使用することで適切な大きさで練り餌を散布することができる。

 同社は新規ユーザーの開拓をはかるため、各地で開催される展示会に積極的に出展している。今年は10月19、20日にマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催される「大阪勧業展2016」に出展する。この展示会は大阪を中心に約360社が出展する多業種型総合展示会。同社では、ベルト特殊加工技術や独自製品を分かりやすく紹介するため、各種の特殊プロフィル加工や小型デモ機などを展示する予定。

 同社では、こうした展示会を通して新規顧客を開拓し、その商談をさらに充実させ、具体化していくためのツールとして、本社3階にショールームを開設している。このショールームを活用し、新規ビジネスの拡大をはかっている。

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