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溶接の代替として期待

ヘンケルジャパン、ハイブリッド構造用接着剤「ロックタイトHY 4070」新発売

工業用品 2018-05-22

挨拶するアジアパシフィックマーケティング・ジェネラルインダストリー事業本部マーク・ネイゲルディレクター


 ヘンケルジャパンは5月16日、横浜市磯子区のアジアパシフィック技術センターで会見を行い、ハイブリッド構造用接着剤の新ラインナップ製品「ロックタイト HY 4070」を6月から日本市場で上市することを明らかにした。

 ハイブリッド構造用接着剤は、瞬間接着剤と構造用接着剤の特性を組み合わせたもの。扱いやすく速硬化や耐久性に優れ、様々な材質への接着性能を向上させたバランスの取れた接着剤。

 「同HY 4070」は、60秒以内の固着速度、急速な強度立ち上がり、金属及びほとんどのプラスチック・ゴムに対し、優れた接着性を発揮。製造ラインなどで、生産性や作業環境を向上させることが期待できる。

 同社ではハイブリッド構造用接着剤シリーズとして、耐久性に優れた「HY 4080(GY)」、速硬化と高強度に優れた「HY 4090(GY)」、分硬化に優れた「HY 4060 GY」とすでに3製品を発売しており、「HY 4070」はシリーズ4つ目の製品となる。

 ターゲットとして、自動車、製鉄、化学、食品などのメンテンナンス分野から先行し、家電や精密機器などの組み立てラインにも進出していく方針。同社は、「HY 4070」は家電、モーター、家具、光学部品、精密機器やロボット・医療機器など幅広く対応できるが、特に工業用途での溶接の代替としても期待したい」考え。

 今回、会見のために来日したアジアパシフィックマーケティング・ジェネラルインダストリー事業本部のマーク・ネイゲルディレクターは「ハイブリッド構造用接着剤シリーズは今後さらにラインナップを追加していき、幅広いニーズに対応しながら市場拡大を図っていきたい」と語った。

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