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今期は国内外で大型設備投資行う

NOK、シール事業が増収増益

工業用品 2018-05-14

決算概要を説明する土居社長


 NOKの18年3月期業績は、売上高が7,293億4,100万円で前期比2.3%増、営業利益が449億3,400万円で同13.0%増、経常利益が562億9,100万円で同23.2%増、純利益が352億8,100万円で同29.1%増。

 5月10日に行われた決算会見で同社の土居清志社長は「17年度は全体的には良かったが、電子部品事業とロール事業に課題が残った。シール事業は好調で、想定以上の受注がありフル生産の状況だ。そこで今期は大型設備投資を実施する。ゴム原材料からプレス、加硫まで全工程にわたる大幅な設備投資を、海外・国内の各拠点で実施する。これによりシールの生産能力は10%以上増加する」と語った。今期の設備投資額は前期比32%増の771億円の計画で、シール事業には479億円を投資する予定という。

 事業別の業積状況を見ると、シール事業は売上高が3,369億円で前期比8.5%増、営業利益が408億円で同9.9%増。自動車向けは、国内需要の好調と中国での日系メーカーの好調により増収。一般産業向けは中国を中心とした建設機械市場が回復、工作機械、ロボット市場が好調に推移し増収。営業利益は、人件費と償却費の増加というマイナス要因はあったが、販売増加により増益となった。

 電子部品事業は売上高が3,611億円で同1.6%減、営業利益が30億円(前期は6億円の利益)。自動車の電子化に伴い需要は増加したが、高機能スマートフォン向けの需要は減少し、全体としては減収。営業利益は原価低減、自動化による人件費の削減、歩留まりの改善により増益となった。

 電子部品の用途別売上高比率は携帯電話が63%、自動車が14%、ハードディスクドライブが9%、カメラが3%、その他11%。

 ロール事業は売上高が208億円で同7.8%減、営業損失が4,900万円(前期は8億1,800万円の利益)。複合機向けの需要は横ばいだったが、プリンターの市場在庫調整の影響により減収。販売減により減益。

 19年3月期業績は、売上高が7,550億円で前期比3.5%増、営業利益が490億円で同9.0%増、経常利益が550億円で同2.3%減、純利益が340億円で同3.6%減の予想。

 シール事業は売上高が3,490億円で前期比3.6%増、営業利益が420億円で同2.9%増。電子部品事業は売上高が3,750億円で同3.8%増、営業利益が70億円で同136.2%増。ロール事業は売上高が200億円で同4.0%減、営業損失が8億円の予想。

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