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工程の見直し、工夫で生産性向上はかる

【インタビュー】弘進ゴム社長西井英正氏、工業用品の好調さ続く

工業用品 2018-01-29

 ■人手不足への対応
 特に工場部門での人員不足が顕著だ。採用面では販売部門や技術部門、事務部門でも希望する雇用人員の確保が難しい。求人サイトへの登録や細かな会社説明会の開催、学校訪問による卒業予定者の斡旋などを進めているが、なかなか思うようにいかないのが現状だ。補充が完了するまで派遣社員や臨時工などの利用、現人員での可能な限りの残業で乗り切り、それと併せて生産工程の見直し、工夫などで生産性を上げ、工数削減にも積極的に取り組んでいく。

 ■物流費高騰などへの対応
 ここ数年、運送会社の人員不足に端を発した運賃引き上げと重量物の引き受け難などで、当社にも影響が出ている。

 今の時代、問屋の在庫も少ないことでオーダーが細かく、少数出荷となるため出荷個数増加も運賃を押し上げている。今後のECサイト隆盛時代では、その傾向がますます強まってくるだろう。結果的にメーカー在庫も増加傾向で、保管料も増加している。

 これらに対応するため、段ボールの規定入数を減らし、重量を減らすことで出荷運賃を引き下げることに加え、適切な在庫量での運用を行うため工夫している。またデリバリーを考えると、たとえコストが掛かっても、物流拠点の分散化、平準化を進めないといけない。

 ■2018年の経営方針と課題
 ①自社品販売を高め、工場稼働を高めることにより利益を増加させる②SW部門では失われた売り場の回復③化工品部門では自社工場品の拡売④生産部門では計画的な生産設備の更新・整備⑤人材確保と育成⑥働き方改革の推進―が基本方針だ。

 17-18年は市場の変化をいち早く把握し、将来の発展を見据えた行動の初年度と位置付けている。

 SW部門ではゴム靴で顕著になっている失われた売り場の回復を図った上で他の品目の拡大、化工品部門では潜在ニーズの掘り起こしを強力に進め、安定した収益を確保することで自社工場生産を高めることが基礎になる。

 併せて、近年難しくなっている人材確保の面で、今まで以上に採用活動を積極的に行うのと同時に人材育成と働き方改革を行い、労働環境の向上を目指していく。

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