本社は7月16日から1,200人対象に
日本ゼオン、新型コロナワクチンの職域接種を開始
新型コロナ 2021-07-19
日本ゼオンが新型コロナワクチンの職域接種を進めている。本社(東京都千代田区丸の内)での接種は7月16日から開始した。
職域接種に取り組んだ理由について、同社の松浦一慶取締役執行役員・管理本部長は「当社はモノづくりの会社であり、従業員が健康でなければモノづくりの継続はできない。原材料サプライヤーとしての責任を果たすという観点から、積極的に取り組むことを考えた」と話す。
同社は6月1日に職域接種の検討を開始し、本社分については8日に厚生労働省へ申請、9日に社内に対し接種希望者のアンケートを実施することを通知し、11日から17日まで接種希望者の社内アンケートを行った。その後、24日から独自のWeb予約システムで予約を開始し、30日に接種希望者の接種日を確定した。
本社分の接種対象者は、日本ゼオンおよびグループ会社の関東近隣の事業所勤務者、在住者で合計1,200人。1回目を7月16日、19日、20日に本社で実施する。職域接種に関しては、打ち手となる医療従事者や接種会場の確保に苦労すると言われるが、打ち手の確保については同社にとってもポイントとなった。医療従事者と接種会場の確保について、松浦氏は「当社はインフルエンザの集団予防接種を毎年実施しており、打ち手の確保については、その委託先の協力を得ることができた。また、接種会場は本社の会議室を使用する。当社は在宅勤務の推進により、出社率が10%ほどで推移しており、一方通行の動線も含め場所を確保しやすかった」と話す。
徳山工場は本社に先行し接種
徳山工場(山口県周南市)は、本社に先駆けて7月9日から接種を開始している。厚生労働省への申請は本社の方が早かったが、ワクチンの到着が本社よりも早く、9日から開始できた。
徳山工場では、同工場勤務者だけでなく、その家族、工事業者や運送業者といった出入りの業者を含め、広くステークホルダーを対象にした。合計1,000人が接種する。
徳山工場での接種については、製造現場特有の難しさもあった。「打ち手は開業医の協力を得ることができたが、3交替の勤務体制であり、特に2回目接種後の副反応のことを考えると、接種を分散する必要性がある。そのスケジュール調整は難しかった」(松浦氏)。土日を除き、本社が3日連続で接種を行うのと異なり、徳山工場では接種日を5回に分散。7月一杯をかけて1回目の接種を行う方針だ。
他工場では、高岡工場(富山県高岡市)は「ワクチンが確保できれば8月になる見込み」(同)で、水島工場(岡山県倉敷市)については職域接種を行わない。「岡山県は県内であれば、居住者がどの市町村でも接種できるため、接種スピードが非常に速い。そのため、自治体の地域接種でカバーできると判断した」(同)。
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