NOKは7月26日、精密樹脂製品を製造販売するエストー(本社:大阪府大阪市、中村憲治代表取締役社長)の株式100%を取得する株式譲渡契約を締結した。これにより、エストーはNOKの連結子会社となる。

 エストーは、精密樹脂製品において、精密金型設計・製造から射出成形品の生産までの一貫した生産体制を有することで、顧客ニーズに合った製品を作り上げる技術に強みを持っている。

 電気自動車(EV)の領域においては、リチウムイオンバッテリー用の樹脂ガスケット製品が、高品質を要求される車載電池市場で高い評価を受け、大手EVメーカーで採用されている。

 NOKは、EVを含む次世代自動車を重要な成長領域と捉え、シール事業、電子部品事業の両主力事業において、販売の拡大と製品開発への注力している。エストーをグループに迎え入れることで、NOKが強みを持つゴムを使用したシール製品、車載バッテリー向けフレキシブルプリント基板(FPC)といった製品群にエストーの樹脂製品が加わることで、より幅広いニーズに対応したEV関連製品群の拡充を目指す。

 また、シール事業、電子部品事業それぞれにおいて、主要製品と樹脂の組み合わせなどエストーの精密樹脂成形技術を活かした新製品の開発を通じて、さらなる事業基盤の強化を図る。

 ■エストーの概要
 ◇設立=1991年◇事業内 容=超精密金型の設計・製作および超精密射出成形品の製造(主要製品)EV・電子機器向けリチウムイオンバッテリー用ガスケット、インシュレーターなど◇従業員数=113 人(2023年3月末)◇売上高=19.7億円(2023年3月末)