5月11日、JSRのエラストマー事業を買収すると発表したENEOS。同事業の買収を主導したENEOSの河西隆英常務執行役員・機能材カンパニー・プレジデントは、今回の買収に関し「以前から候補として挙げていた。国内有数の規模感を持つ当社がエラストマー事業を買収したことで、同事業の不安定さ、不確実性がなくなることはゴム業界にとっても良いことだと考えている。成長事業と位置づけており、成長だけでなく安全・安心に関わる部分も含めた投資を進めていく」と語る。河西常務執行役員に、買収に至った経緯、今後の方向性などについて聞いた。

河西隆英常務執行役員

JSRのエラストマー事業の買収に至った経緯と狙い

 ENEOSは石油精製、販売事業を主力としているが、現在の脱炭素の流れなどを考慮すると、今後の国内における石油精製、販売事業は縮小していくことが目に見えている。当社もそのための対策として、様々な手を打っており、中長期計画では水素、再生可能エネルギー、素材の3点の強化を掲げている。

 買収の対象は、

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