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2026年9月期第2四半期業績

三洋貿易、ゴム関連商品は増収増益

決算 New! 2026-05-12

 三洋貿易の2026年9月期第2四半期(2025年10月~2026年3月)業績は、売上高が702億5,800万円で前年同期比3.1%増、営業利益が44億6,600万円で同8.8%増、経常利益が45億600万円で同2.2%増、純利益が36億5,700万円で同5.9%増だった。

 セグメント別にみると、ファインケミカルは、売上高が220億6,000万円で同1.5%増、営業利益が14億9,400万円で同7.8%増。

 ゴム関連商品は、一部海外グループ会社での需要減があったが、中東紛争の影響による供給逼迫を見越し国内向け原材料需要が旺盛だったこと、また販売価格の見直しが進んだことで増収増益。化学品関連商品は、インキ・塗料・接着剤原材料など国内主力商材の需要の弱含みは継続しているものの、新規商売の立ち上がりや販売価格見直しの効果により増益となった。

 インダストリアル・プロダクツは、売上高が201億3,100万円で同3.7%増、営業利益が18億600万円で同1.1%減。

 モビリティ関連商品は、中国での景気減速やEV化の進展を受け一部商材で苦戦したが、米国での自動車生産好調、EMAS SUPPLIES & SERVICESの全株式取得により同社を連結化したこと、為替変動の影響により売上高は前期同期並み、利益は微減に留まった。海外では、メキシコでの追加関税対応により、Sun Phoenix Mexicoの利益が減少した。中国は、日系自動車メーカーと中国自動車メーカーの競争激化により厳しい市場環境が継続したが、Sanyo Trading(Shanghai)での原価低減活動が寄与し、利益は改善した。アセアンは、一部地域への輸出好調、円安の影響によりSanyo Trading Asia(タイ)は売上高、利益ともに好調だった。

 サステナビリティは、売上高が62億7,300万円で同1.2%減、営業利益が7億9,400万円で同9.1%減。

 グリーンテクノロジー関連商品は、飼料加工機器の関連消耗品販売が堅調だったことや木質バイオマス関連事業における大型案件の進捗により増収増益。コスモス商事は、来期以降に向け洋上風力発電関連機材の受注が進展したが、海洋開発関連事業の端境期となる影響で海洋調査資機材関連販売が減少、また地熱関連機材販売も減少したことで減収減益となった。

 ライフサイエンスは、売上高が210億800万円で同4.9%増、営業利益が11億8,600万円で同17.7%増。

 マテリアルソリューション関連商品は、電材など輸出ビジネスの基幹商材が伸長したことで増収増益。科学機器関連商品は、需要の回復を背景に大型案件の納入が進んだことで増収増益。ワイピーテックが取り扱う機能性飼料原料は、販売数量増により、売上高が好調。スクラムが取り扱うバイオ関連機器は、遺伝子解析関連機器の代理店契約終了の影響で不調だった。

業績予想を上方修正

 同社は2026年9月期通期業績予想を上方修正した。第2四半期において、ファインケミカルセグメントにおける国内向け原材料需要が堅調に推移したことに加え、ライフサイエンスセグメントでは、電材を中心とするマテリアルソリューション関連商材の販売が伸長し、売上高が順調に推移。 利益面については、売上高の増加に加え、販売価格の見直しが進展したことにより、海洋開発関連事業やバイオ関連事業などにおける一部事業の減益影響を吸収し、増収増益となった。

 これらの状況を踏まえ、中東情勢の緊迫化や為替変動など、外部環境の先行きには不透明な要素が存在するものの、足元の事業進捗がおおむね当初想定を上回る水準で推移していることから、業績が前回予想を上回る見込み。

 ■2026年9月通期業績予想
 ◇売上高=1,330億円(前回予想1,300億円、増減率2.3%増)◇営業利益=65億円(同62億円、同4.8%増)◇経常利益=66億円(同65億円、同1.5%増)◇純利益=48億円(同41億円、同17.0%増)

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