市村新社長「真のグローバルスペシャリティカンパニー目指す」
三井化学、社長交代会見を開催
原材料 New! 2026-02-16
三井化学は2月5日、同日開催の取締役会で、4月1日付で代表取締役社長執行役員に市村聡取締役常務執行役員が就任する人事を決議したと発表した。なお、橋本修代表取締役社長執行役員は代表取締役会長に、淡輪敏取締役会長は取締役(6月の総会で取締役を退任する予定)に就任する。

市村常務(左)と橋本社長
同日、同社本社およびWebで開催された会見で橋本社長は、「私が就任した2020年4月はまさにコロナ感染拡大が始まった時で、当時の当社は機能組織として企業価値を上げていくという戦う体制、マインドに欠けた状態にあった。まずは役員、社員に対し、そうしたマインドセットを積極的に進めるとともに、事業基盤を強化し、稼げる体制をつくることが必要と考え、最初の3年はそこを意識して進めてきた。後の3年は経営の近代化・基盤づくりに取り組んできたが、蒔いてきた種が育ちはじめ、加速度的に成長領域での営業利益が上昇した。しかし、(石油化学事業を主体とする)ベーシック&グリーン・マテリアルズ(B&GM)事業については、リストラクチャリングを含めた施策を推進してきたが充分とは言えない。同事業のインプルーブと成長領域の加速については、新社長にバトンを渡し、支援を行っていきたい」と述べた。
市村常務については、「危険と背中合わせの化学会社の工場でマネジメントを担ってきた腹の据わったリーダーシップや、ともにM&Aの場数を踏んできた再編・交渉へのノウハウがある」と評価。「チームをまとめる力があり、私とは違うやり方で会社をリードしていってほしい」と期待を示した。
市村常務は「化学業界は世界的な大転換期にあり、再編の機運が高まっている。リスクでもあるが、大きく生まれ変わるチャンスでもある。こうした機会を捉え、ソリューションビジネスの提供によりお客様の成長を支え、自らも成長していく。当社を支える全て人々が成長することで、会社全体が成長する。そうした好循環をつくりたい。新たなチャレンジをグローバルで一丸となって行い、真のグローバルスペシャリティカンパニーの実現を目指していく」と抱負を述べた。
市村聡(いちむら・さとし)氏の略歴 1967年1月4日熊本県生まれ、59歳。1992年3月広島大学大学院化学専攻卒業、同年4月三井東圧化学(現三井化学)入社、2004年1月大阪工場製造2部アンモニア課長、2012年10月機能化学品事業本部企画管理部事業企画グループリーダー、2014年10月同事業本部ヘルスケア材料事業部ビジョンケア材料グループリーダー、2019年4月ヘルスケア事業本部企画管理部長、2021年4月理事・ヘルスケア事業本部企画管理部長、2022年4月同・経営企画部長、2023年4月執行役員・同、2024年4月常務執行役員・CSO兼経営企画部、ESG推進室、ESG推進委員会およびリスクマネジメント委員会担当、2025年4月同・同兼経営企画部およびリスクマネジメント委員会担当、2025年6月取締役常務執行役員・同兼同
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