動物実験代替ツール
住友理工、ギンレイラボと生体模倣システムを共同開発
工業用品 2023-03-28
住友理工は、ギンレイラボと共同で進めていた、医薬品などの効能確認や安全性評価で使用される生体模倣システム(Microphysiological Systems:MPS)のプロトタイプが完成し、3月下旬に京都市内で開催された「第22 回日本再生医療学会総会」で発表した。

今回開発したMPSのプロトタイプ(イメージ)
近年、医薬品・化粧品・化学物質・食品・農薬の効能確認や安全性試験において、試験結果の妥当性確保や動物福祉(アニマルウェルフェア)などの観点から、動物実験を行わず、代替ツールを利用して検証することが世界的な潮流になっている。特に医薬品・化粧品分野で、iPS細胞などのヒト由来細胞を用いた細胞培養デバイスの開発が進められている。
MPSは、生体内の臓器の機能や疾患状態を生体外で模倣した細胞培養デバイス。住友理工は、コア技術である流体搬送・シーリング・微細加工の各技術の融合により、培養液送液システムの開発に着手。ギンレイラボが販売している水平型の共培養容器と組み合わせて、従来の縦型では再現が困難だった多臓器連結が可能となるMPS(プロトタイプ)を開発した。
現在、同MPSを用いて、がんの転移において重要な役割を果たすことで知られているエクソソーム1(※)の評価を進めている。
(※)1エクソソーム=生体内または培養中の細胞が産生・放出する直径100nm程度の細胞外小胞の一つ。一例として、再生医療分野での応用が長年有力視されていた間葉系幹細胞(MSC)の機能の多くは、MSCが分泌するエクソソームによるものであることが明らかになってきており、エクソソームを使った新しい治療が検討されている。生体模倣システムにおいても、重要な生体物質の一つ。

今後はプロトタイプをブラッシュアップし、将来的には、血液の循環を模倣した灌流型の送液システムや特定の疾患に特化したMPSのカスタム開発など、動物実験代替ツールの発展させていく方針。
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