コラム「Front Line」
「緊急時の移動」を止めないタイヤ
会員限定 連載 2022-10-31
パンクしても走れる緊急車両用タイヤをブリヂストンが製品化した。2016年に発生した熊本地震をきっかけに、ブリヂストンが総務省消防庁消防大学校消防研究センターと共同で研究開発した救急車・指揮車用のパンク対応タイヤは、災害発生時の強い見方になりそうだ。
通常のタイヤでは、災害時などの荒れた路面を走行してパンクした場合、タイヤが潰れて走行を続けることはできないが、共同開発したタイヤはパンクしても走行できる。パンクしてもサイドのゴムによって荷重を支える、いわゆるランフラットタイヤだ。
時速40㎞で50㎞の距離を走行可能なため、たとえパンクしても傷病者を病院搬送したり、タイヤ交換できる場所まで走り続けることができる。救急車消防研究センターの公募に、ブリヂストンが応じたことで実現した。
乗用車向けのランフラットタイヤは多くの場所で活躍している。しかし今回、
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