2020年12月期第3四半期
住友ゴム工業、コロナ影響し減収大幅減益に
タイヤ 2020-11-06
住友ゴム工業が11月5日に発表した2020年12月期第3四半期(1~9月)業績(IFRS)は、売上収益が5,402億4,700万円で前年同期比16.1%減、事業利益が78億9,600万円で同67.3%減、純損失が67億9,300万円(前年同期は79億6,300万円の利益)だった。需要減少や工場稼働率低下によるコスト悪化といった新型コロナウイルスの影響は、売上収益で1,316億円、事業利益で460億円、純利益で310億円のマイナス要因だった。
事業利益の増減要因は、増益要因が原材料で184億円、価格で9億円、数量・構成他で39億円、直接原価で7億円、固定費で9億円、経費で60億円、スポーツで22億円、産業品他で4億円。減益要因は、為替で37億円、コロナ影響で460億円となり、差し引き163億円の減益だった。
タイヤ事業は売上収益が4,610億2,900万円で同16.4%減、事業利益が77億1,300万円で同61.0%減。国内新車用、国内市販用、海外新車用、海外市販用タイヤのいずれもコロナの影響を受け、売上収益は前年同期を下回った。同事業におけるコロナの影響は売上収益で1,171億円、事業利益で391億円のマイナス要因となった。
スポーツ事業は売上収益が497億9,900万円で同20.1%減、事業損失が18億6,100万円(同22億8,300万円の利益)。ゴルフ用品は、北米と欧州を中心にコロナの影響に伴う市場縮小に反転が見られたが、上半期の販売減を補うには至らなかった。同事業におけるコロナの影響は売上収益で131億円、事業利益で64億円のマイナス要因となった。
産業品他事業は売上収益が294億1,900万円で同1.7%減、事業利益が20億3,200万円で同2.3%減だった。制振ダンパー、手袋が堅調に推移したが、コロナに伴うプリンター・コピー機の生産減やインフラ系商材の受注減を受け減収となった。同事業におけるコロナの影響は売上収益で14億円、事業利益で5億円のマイナス要因となった。
通期業績予想を上方修正
住友ゴム工業は、2020年12月期通期連結業績予想を上方修正した。コロナの影響はあるものの、主にタイヤ事業で、中国・北米地域など市況の回復の早い地域もあることから、売上収益、事業利益ともに前回発表を上回る見込み。
■2020年12月期通期業績予想
◇売上収益=7,750億円(前回予想7,500億円、増減率3.3%増)◇事業利益=310億円(同200億円、同55.0%増)◇純利益=90億円(同70億円、同28.6%増)
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