デンカは9月23日、同社のグループ会社であるIcon Genetics GmbH(=アイコン社)が、本社を置くベルギーにおいてノロウイルスワクチンの第1相臨床試験を開始したと発表した。

 今回の臨床試験は、アイコンで開発中のノロウイルスワクチンを健康な成人へ投与した際の安全性と免疫原性を評価することを目的としている。アイコンは今年2月にベルギーの保健当局に治験届を提出し、当局の承認のもと同国内のヘント大学病院ワクチンセンターで実施する。

 現在、デンカグループではアイコンを中心に同社の技術プラットフォーム「magnICON(マグニコン)」を用いてノロウイルスワクチンや検査試薬に使われる原料等の研究開発を進めている。研究開発の進展に伴い、研究開発・製造等の中核拠点を建設するため、アイコン社近傍のハレ市ヴァインベルク キャンパス技術団地に約50,000平米の用地を今年3月に取得している。

 デンカグループでは経営計画「Denka Value-Up」においてヘルスケア事業を重点3分野のひとつと位置づけ、感染症対策としてインフルエンザワクチンや新型コロナウイルスを含む各ウイルス抗原の迅速診断キット等の製品を供給している。